日本を支えてきた国産ラグジュアリーセダン

1967年の誕生以来、日本を代表する最高級フォーマルサルーンとなるトヨタ「センチュリー(CENTURY)」。富士山のように堂々たる存在感を示す水平基調/前後対称のフォルムに、5L V型12気筒 DOHCユニットを搭載する。280馬力/46.9kgmのパワーとトルクをVVT-i(連続可変バルブタイミング機構)により発生し、左右それぞれのVバンクを独立制御することによって、片バンクに支障が起きても走り続けることができるエマージェンシー性を持ち合わせる。サスペンションはスカイフック理論を応用した4輪ダブルウイッシュボーンで、エアスプリングを電子制御でコントロール。バリエーションは、5名定員の同価格、コラム式「コラムシフト」とフロア式「フロアシフト」の6速オートマチックの2種のシフトポジションを用意する。今回の一部改良では、地上デジタルTVチューナーを4チューナーに増強し、受信性能を向上させるとともに、リモコン受光部を前席にも設定し、操作性を高めた。また、フロント&リヤドア(除くクォーターガラス)にスーパーUVカットガラスを採用したほか、フェンダーミラーの鏡面曲率を変更し、視認性を向上。ボディカラーは、「鸞鳳(らんぽう)グロリアスグレーメタリック」を含む、全5色
1989年誕生以来、常に最高を追求する思想のもと、そのアイデンティティを継承しつつ、卓越した資質を磨き上げてきたトヨタセルシオ。今回の改良では、排出ガスをよりクリーン化することで、国土交通省の低排出ガス車認定制度における「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」を達成し、環境性能を一層高めている。これにより「平成22年度燃費基準」(省エネ法に基づき定められている燃費目標基準)の達成とあわせ、グリーン税制の対象車となった。搭載されるエンジンは4.3L V型8気筒DOHC。280馬力/5600rpm・43.8kgm/3400rpmのビッグパワー&トルクを発生する。駆動方式はFRで、スーパーインテリジェント6速オートマチックが組み合わされ、シフトレバーDレンジ横のSポジションに切り替えることにより、マニュアル感覚の操作を可能とする。グレードは、C仕様、eR仕様、A仕様の3タイプをラインアップ。eR仕様は、ユーロチューンド・サスペンションにスーパークロームメタリック18インチアルミを履く走りのモデル、電子制御エアサスのC仕様には、パワー&バイブレーター機能がつく後席重視のFパッケージ、ムーンルーフや柔らかく滑らかなセミアニリンレザーが室内にふんだんに使用されるインテリアセレクションが用意される。安全機能として、デュアル&サイド&カーテンシールド&ニーエアバッグ、EBD(電子制動力配分制御)付ABS、ブレーキアシスト、トラクション/ビークル・スタビリティコントロール、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトを標準で装着。盗難防止装置にイモビライザーが装備される。
日産の最高級フォーマルサルーンがプレジデント。弟分にあたるプレジデントJSに比べ、ロングホイールベースを採用するプレジデントは、本格的なショーファードリブン的な存在。搭載されるエンジンは270馬力の4.5L V8DOHC。プレジデントのグレード展開はソブリンとタイプDの2種。ソブリンのほうが上級で、レザーシートもスタンダードのレザーと英国コノリー社製のレザーもチョイスできる。ソブリンは油圧アクティブサスペンション仕様、その他全車4輪マルチリンク方式のサスペンション。上級ソブリンは後席の安全性を向上することにも重点がおかれ、後席サイドエアバッグが標準装着されほか、助手席のシートバック裏側に前面衝突対応の後席エアバッグもオプションで装着できる。安全装備として全車にデュアル&サイドエアバッグ、ABS、プリテンショナー付きシートベルトが標準で装着される。
セドリック/グロリアの上級に位置するラグジュアリーサルーン、FY32型シーマ(CIMA)。今までのスタイリッシュかつスポーティな4ドアハードトップから一新、伝統的なセンターピラーを持つ4ドアセダンボディとした。パワーユニットには4.1L V8DOHCを搭載し270psを発生、FR駆動とする。「タイプI」と「タイプIIリミテッド」、「タイプIIIリミテッド」/「タイプIIIリミテッドL」を設定。アクティブダンパーサスペンションや高性能AV装着車、アテーサE-TSを搭載した4WDシリーズ「S-four」をラインアップする。新グレード「タイプツーリング」は、鍛造15インチアルミホイールやエクセーヌのシート地を標準で装備したモデル。

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